ガンダム試作3号機

「MSの汎用性とMAの攻撃力を兼ね備えた機動兵器」というコンセプトで、ガンダム試作1号機と同じく「クラブ・ワークス」が開発を担当した。宇宙空間での拠点防衛という地球連邦軍の要求に対し、アナハイムはスラスターによる高機動と大型ジェネレーターによる大型メガ粒子砲を有するジオン公国軍のMAに着目した。しかし、検討にするにつれMAは敵MSが懐に進入し近接戦闘となった場合、思いのほか脆弱であることが判明した。そこでコア・ブロック・システムの延長としてMAの中心にMSを組み込むことで対応した。その際RX-78ガンダムの強化ユニット、Gパーツが参考となったとも言われる。

デラーズ紛争終結後、宇宙世紀0084年に開催されたシンポジウムで発表された、明らかにGP03の延長線上にあると思われるトライアルプランではコア・モジュールのMSに各ユニットをドッキングした強化ユニットという程度のもので、全長はモビルスーツの2倍程であった。

実際に宇宙世紀0083年に稼動していた機体はトライアルプランとは比較にならない程巨大なものであり、たった1機で戦略兵器としても運用可能であった。アームドベース・オーキス(ORCHIS, 野生のランを意味する)と、その中核をなすMSステイメン(STAMEN、花の雄しべを意味する、型式番号:RX-78GP03S)から構成される。ステイメンの腰部に設置されたテールバインダーを介してドッキングし、火器管制と機体制御を行う。6基の大型スラスターは小型艦艇並みの推力を発生しこれを用いて前線に突入、搭載した武装を撃ちまくる様は、さながら「機動弾薬庫」とでも形容すべき威容を誇る。その戦闘能力はMS1個大隊にも匹敵する、当時における最大最強の機動兵器である。しかし、あまりの大きさのため母艦内に収容することはできず、補給や整備は宇宙空間での船外作業で行わなくてはならないなど整備性は劣悪で、通常のMSの100倍とも言われる莫大な運用コストも相俟って、設計や技術が次世代に引き継がれる事は無かった。

複雑な火器管制システムに加え、MSとMAという本来運用方法が異なる二つの形態を制御するため新開発のOSが搭載されている。これは後に登場する可変MSや可変MAの開発に大きな影響を与えている。また、複雑な火器管制システムはパイロットに極度の肉体的・精神的負荷をもたらすため、特定の処方による投薬すら推奨されていたらしい。        
                                                                          (ウィキペディアより引用)  
   

E.F.S.F
ATTCK USE PROTOTYPE MOBILE SUIT
GUNDAM RX-78GP-03S "STAMEN"

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